2010/06/20

FT-8900 AM mode AF Level adjustment. Vol.1


 他に同様の報告がないので、私のFT-8900固有の問題かもしれませんが、Left Band(Main-VFO)をスキャン中、Air bandなどのAMモード受信レベルにAF-Gainをあわせていると、HAM BandのFMのMAIN-CH呼び出しの音声などが小さくて聞き取れないし、逆にFMで適正レベルにあわせているとAir Bandでスキャンが停止した際のAMのオーディオ出力が大きすぎて五月蝿いと言った状態でした。
 そこで、AM検波後のAM用AF初段トランジスタの利得を少し落としてみることに。
 ターゲットはBlock DiagramのAM DET後のAF AMPで、部品番号Q1142の2SC5417Rです。
このTRのGainを決定しているR1708の1kΩのチップ抵抗を3.3kΩに交換してみました。

 結果はGood!。「あとちょっと利得があってもよいかな?」という気もしないではありませんが、中間の2.2kΩ位だとどうなんだろうと言う余裕はありません。
 とにかく部品が小さすぎて、デジタルカメラのマクロで確認しながらの半田作業でしたので、あんまりやりたくない。これなら妥協と言うより満足と言うことで、、、。
 
1.スピーカーの付いている面のパネルを外したところ。
 はずすネジは8本で、フロントパネル取り付け部分のプラスチックは外す必要はありません。
 作業する面がこの裏側になるので、SPとFANはコネクタから引き抜き、ANTのMコネクタは半田付けを外して基盤をケースから取り出します。
 
2.viliv N5分解用に100円均一で購入したルーペで見ながら作業。
 N5は先を越されたので慌てないつもり!!(^_^;)
 
3.基盤をひっくり返し黄色いのワク内がターゲット部分。
 
4.他の部分に比べ部品の密度が低く、何とか作業できそう。(写真は交換前です。)
 →のR1708を交換。
 チップ抵抗の片側は大き目のアースに落ちているので、交換するチップ抵抗のサイズはひとサイズ上でも何とかごまかせそうです。

 ぶしつけな質問に真摯に答えていただいたバーテックススタンダードの方に感謝いたします。
適切なアドバイスをいただき目的を達成することができました。MNI TNX.

 →数日ワッチしましたが、案外ベストかもしれません。

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