そもそも、クランクアップタワーにどうやってスローパーを張ろうかと考え、悩みましたが、ローカル局にタワーから横出しでも何とか飛んでるよ!という方(一人はブロックタワー、もうひとりはクランクアップタワーで何れも160m用)がいらして、勇気を持って?挑戦することにしました。
160/80mの2バンドに対応するため3.5MHz用のアンテナの先にトラップコイルを入れて、その先に1.8MHz用のエレメントを足しています。ただし、1.8MHz用の追加エレメントは只今調整中。
3.5MHzのトラップコイルはVU75の塩ビ管(外径89mm)にFUJIKURAのRG58/U(A/Uではなくて)を8.98t(ほぼ9t)巻いて作りました。
同軸トラップの計算はVE6YPのCoax Trapを使って計算していますが、計算どおりに出来ました。
タワーと対になるポールは8m長の海苔養殖用のタフポール(廃棄品を貰ってきた)です。
敷地が狭いので、水平に張れたのは80m用のエレメントのみ。
自分なりに納得して勝手にIQ-Horizoner(造語)と名付けて悦に行ってますが、シーズンが過ぎてしまったので性能の確かめようが。。。
ただし、先に建てたバーチカルよりは良し。
VSWRの最良点はタワーを1mクランクアップする毎に≒22kHz下がり(3.5MHzの場合)ます。
トラップ部の写真は前の投稿を御覧ください。
追記1
160mはトラップのあとに9mほどのWireを直結してVSWRのデップ点は出ましたが、最良点でも2.5くらいになりました。
これじゃダメだねとトラップコイルの直後に2.5SQのテフロン線を10t巻いて、その先に7mほど(アバウトですみません)の線を付けたところ1840で1.4(タワー高18m時)となり、しばらくこれでやってみます。
追記2
160mバンドではタワー高18mも20mもVSWRの最良点は1.84MHzで変化ありませんでしたが、23m高になると最良点が急に2.02MHzまで上がり、25m高では1.99MHz、27m高では1.975MHzとなりました。タワーの高さが低いときはIQ-Horizoner、タワーが高くなっていくとタワー本体が支配的に作用しているように感じます。
普段はフルアップしないので、どちらを取るか悩ましいところですが、多分飛び受けともにフルアップしたときのほうが良いはず?ですので、もう少し160m用のヒゲを追加してみようと思います。