2011/06/24

福島県で環境放射線モニタリング中

6/19から25まで福島県で空間線量率、ダスト、土壌、葉菜のモニタリング作業です。周囲の心配をよそに元気です。
私の回っている範囲では空間線量は0.2~2μSv有ります。(何倍かはあまり気にしなくて良いですが私の住んでいる地域と比較すると10から100倍くらい)
10μSv以上の場所にも回りましたが、福島第一の作業現場ではマイクロではなくミリの単位でしょうから、ほんとに頭がさがります。

回って見て気づいたことは、高濃度地点は気流の終着点のような場所に多いこと。例えば山つきの場所では、気流が山に当たってそこに放射能が降下しているようです。

また、ごく狭い範囲で言うと雨どいの流れ先が詰まっていたり、直接土の上に流していたりすると、その部分(数十平方センチ)だけ高濃度に(30μSv以上)なっているところがありました。これは屋根で集められた放射能が土のところでせき止められて、水だけは流れていくが放射能は土壌に蓄積、濃縮されてしまうためと思われます。
同様に、雨のとき以外は水が流れない素堀りの側溝や、雨水が草や土で堰き止められて自然浸透している場所なんかも要注意です。

同じ場所なら、アスファルト/コンクリート上の方が草叢や土壌より線量は低いことが多いです。

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