2017/10/14

オートアンテナチューナー FC-40を車に取り付けるためのマグネット基台を自作する

 以前は八重洲無線のFT-857DMにATAS-100でモービル運用を行っていましたが、車を買い替えてからはVUのみの運用で、HFは降ろしたままでした。
 今回、HF移動運用の必要性が生じたためFC-40を購入し、簡単に車のルーフトップにマウントするためのマグネット基台を作りました。
 アンテナはグラスファイバー釣り竿4.5mの穂先を抜いて中にワイヤーエレメントを入れています。なお、エレメントを延長できるよう、ワイヤーの先端に端子をつけています。

 さて、FC-40用マグネット基台ですが、磁石の部分は100均のマグネットシートで、磁力はさほど強くないので走行中の使用は難しいと思います。今回は半固定運用なので支障なし。

1. 100均のA4サイズマグネットシートの表面をはがします。マグネットは黒い部分です。
 表面を剥がさず後述のステンレス板を接着剤で貼り付けてもよいのですが、車体との結合を少しでも密にしたいための気休め措置です。

2. 0.5*200*300mmのステンレス板を折り曲げ HOZAN K-130

3. 折り曲げたステンレス板をマグネットシートに貼り付ける
 マグネットシートは表面を剥がした後も粘着力が残っていました!
 この、ステンレス板は基台としての役目の他に、マグネットシートを介して車体と結合することでアースの働きをします。
 切削くずがマグネットシートについてしまいますので、ステンレス板の穴あけは先に済ませておいた方が良いです。(失敗!)

4. ステンレス板にアルミのコの字型アングルをリベット止めする。
 このアングルを介してFC-40を取り付けます。
 各辺20mm*2mm厚の物があったので、活用。反対側も同様の作りになっています。

5. ...とばして...完成
 違う使い方にもすぐに対応できるよう、FC-40は蝶ネジで止めています。
 左下に見える蝶ネジにFC-40からのアースを繋ぎます。

6. 試しに冷蔵庫に貼り付けてみたところ、垂直面でも落ちずに踏ん張っています。
 実際の運用時は、車のルーフに載せて使用しますので問題ありません。

※ FC-40から出ているケーブルが60cmくらいあれば、車内で繋ぐことができるので、雨の心配をせずに済みますが、残念。
※ 夜間の運用では結露するので、コネクター周りはビニールに包んで運用することになりそう。
※ エレメントワイヤーが車体に触れないように注意。スパーク必至。
※ 市販の丸いマグネットマウントを複数配置して上手く使えば、走行中も使用できるかも。

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