20年愛用したTS-940S Limitedの周波数表示がDotのみ(下部にドットが沢山並んでいるだけ、、、時々数分だけちゃんと動く時もあります。)になり、この症状は「TCXOの発信が止まってPLLがアンロックになってしまったんだろう」とあたりをつけていました。
まずはコネクタの接触不良からあたってダメなら、「ヤフオクで1台ジャンクを入手して、、、、」などとふと思い立ちましたが、ネットで検索するうちにPLL unitのコイルL22、L23、L24の経年ずれでPLLへの入力が不足してロックしなくなる現象が報告されていました。
(別にRF UnitのC168(33pF)を15pFに変えるという方法もありました。 )
予想とちょっと違ってましたが、、、、。
PLLの基板上のTP-5で(R96=TP5です)250mVの出力が必要だそうです。
ま、だめもとでちょっとだけコアを回してみると簡単にロックしてしまいました。一晩たった今朝も、SWを入れてみるとちゃんと動いています。今度ちゃんとRFプローブ繋いで出力を見てみなければと思っています。
PLL unitはスピーカーの下のDigital-A unit(シールドされている箱)の下にあります。
はずすネジはケースの8個とDigital-A unitをとめている4個です。(スピーカーマウント金具をとめている4個もはずしたほうがやりやすいかも)
作業時間は30分以下。
トクしました。
無線機の修理改造で参考にするのはここ 。
TS-940の項には
「プリアンプとミキサーのFET 2SK125が組み立てミスでそれぞれ設計と逆向きに付いている。取り付け直すと10db改善する。」
なんてことも書いてあり、今度開ける時は確かめてみようと思います。
また、上のサイト以外にも世界中のあちこちのサイト(たとえばここ)で、いろんな無線機のサービスマニュアルまでダウンロードできちゃうので、ついついダウンロードにはまってしまいました。
Googleで無線機名+manualで検索しても結構出ます。
20110116追記:また本調子ではなくなりました。PLL基板のハンダ付けやり直しや、基板間にあるぼろぼろのスポンジをきれいに取り去ったら治ったという方もいらっしゃるようですので、それもやってみようと思います。
1 件のコメント:
ダイアルを回していると時々一瞬(1秒くらい)アンロックしてしまう事があります。
表示だけが動いて受信音が止まります。そのときにダイアルを止めると1秒ほどで復活するといった具合です。
やはりきちんと測定しながらやらないといけませんね。
コメントを投稿