久々のインフルエンザ関係です。
このところ日本国内の鳥類の死亡例が頻繁に報告されるようになり、その死体から強毒性のH5N1インフルエンザウイルスが検出される例も増えています。排泄物からもH5N1が見つかっています。
今のところ、日本国内ではトリ-ヒト感染例も無い事(感染しても発症しなかっただけかも)から、医療関係者も行政もマスコミも「国内でトリからH5N1が検出されている」ということに対してかなりノンビリした雰囲気になっているように感じます。
これは昨シーズンのA/H1N1に騒ぎすぎた反省/反動かもしれませんが。
しかし、これだけH5N1がありふれた環境になってくると、トリ-ヒト感染のみではなく、ウイルスが変異するチャンスも増加し、トリ-ブタ-ヒト感染が起きるのではないかという警戒も必要になってくるのではないしょうか。
トリ-ヒト感染による流行は起きにくいと思いますが、トリ-ブタ-ヒト感染が起きた場合、それはヒト-ヒト感染が起きるということだと思います。
現在、鶏舎の防鳥対策はかなりとられているようですが、豚舎はどうなんでしょうか?気にかかるところです。イノシシあたりになると対策も無理ではありますが、少なくとも家畜では対応が必要では。
さて、トリ-ヒト対策ということでは「キツネの小判を100個集めると幸せになる」なんていうのは止めてもらわねばなりません。
なにしろ「キツネの小判」は、ハゼの実を野鳥が食べて、消化されなかった種子が糞として排泄された物ですから、鳥のウンコを集めるようなもの!?!
環境水で洗われているとはいえ、H5N1に限らず危険です。
子供たちは光るものや見慣れないものが落ちていると、つい拾って「観察」してしまいます。「観察」というのはとても大事なことで、いつもそんな気持ちを持っているステキなオトナになってほしいと思うのですが、リスクを拾うようなものという理解も必要。
ということで、
「落ちているものは拾うな。」
「手洗い」も忘れずしっかりと続けてください。
1 件のコメント:
ナベヅルからH5N1で天然記念物が危ないって、そりゃ大事なことだけど、ちょっとは人間のリスクのことも考えてね。
コメントを投稿