アンテナチューナー「AT-120」の折れた軸の修理。
バリコン軸は金属のシャフトをプラスチック製の棒で「延長」しているだけと思ったら大間違い。
僅かに残っているブラを除去したところ、ステーターがタッチしてしまうじゃあ~りませんか。(あとのまつり。プラ軸が残っていたらそのまま残したままが良いと思います。)
シャフトに刺さったピンが、プラスチックの棒をバリコン側に押す役目をしていて、このプラ棒との間で微妙なステーター間隔を作り出していたのでした。
素直にプラリペアを足して補修するのが正解だったかなと後悔しつつ軸作り。
軸はボールペンの芯が入っていたプラスチックの筒(たまたまサイズぴったり)。
留めピンの位置をあわせて穴あけ。穴あけ位置は隣の軸を参考にすべし。うーまんたくりん(方言)で穴あけ失敗したので、バネをカットしたスペーサーを挟んで、ステーター間隔を微調整。(擦れ防止にもなるだろ)
筒の空洞を塞ぐためにプラリペアを押し込んで完了しました。
あ、忘れていた。
バリコンはフロントパネルにねじ止めされているので、印字プレートをめくらないといけません。ツマミをはずし、ツマミの下の黒いパーツもはずすと印字プレートが取れます。
写真がないとわからんな。
でも、こんな壊れ方の例がないと思うので、修理の参考にはなりませんね。
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1983年、KC6SZ(OP.JA6VZB,JH6SOR,JR6QI)でパラオから出たとき、現地でAT-120を開けてハンダゴテシコシコ。CV48のLを足してVSWR1.7位まで下げることが出来たので(Cは足りませんのでそれ以下には、、)ファーストエバーに相成ったのでした。
なにしろ、現地交渉で「1.9MHzの運用して良し」になったので、アンテナは準備してなく、3.5のダイポールの芯線に給電。
しかし芯線のみでは受信時ノイズが多くてなにも聞こえないため、受信時のみ外皮も繋ぐ(コネクター半刺し、全刺しを人力で切り替え)という離れ業をやったのを思い出しました。もう30年以上前のはなし。
1 件のコメント:
うーまんたく!^^
この手の軸折れは事例がありますよね。
なんで特殊なバリコンをわざわざ作ったんだろうって呟きたくなります。
昔のPTTは両手で行うのが相場じゃなかったですか?
+BのスナップSWとアンテナのシーメンスキーを両手で同時に切り替わるように。。
うちだけか?ww
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