2010/08/28

怪しいニセ医療

 「怪しい」って、はっきりニセなんで怪しくもないか。

 ニセ医療を行っている者は
「これだけを飲みなさい。」
「この治療法だけを実践しなさい。」
「クスリはダメです。」
「病院に行ってはダメです。」
と主張します。
 症状の悪化を「好転反応」と言い、最悪の時は死期の近い事を察知し、死人に口なしと喜びます。
薬がダメなのは「薬のお陰ではなく、ニセ医療(なんにでも効くけど薬ではない!錠剤や粉末や奇跡の水)で治った」と思い込ませるため。
(本当は単なる自然治癒)
病院に行ってはダメなのは「ウソがバレる。」から。
ちょっとでも疑問に思わせないのが「治療」のコツです。
「あなたの苦しみは私の苦しみ。一緒にがんばりましょう。」と心に取り入り、万一亡くなったときは家族に「最後まで頑張れたのは○○○のお陰。」と慰めます。
(後注:最近は他の治療法も全部OKというのも珍しくありませんが。お医者さんも患者さんが来てくれるなら無作用のモノに目くじら立てることもありませんので。)
 自然治癒した人は、ニセ医療のお陰と勘違いして布教に努めます。

 ニセ医療者はカモが自然治癒するか亡くなるまで待てばよいだけ。
どっちに転んでも損はしない。

 ここまで書いても覚めない人は覚めない。
・・・というか、
「そんなこたぁ十分わかってる。どいつもこいつも高い健康食品とか買わせやがって、みんなニセモノさ。あんなもん効くわけがねぇ。でも、うちの先生が売っている(やってる)ものだけはホンモノなんだよ!」

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